他のクラフトブリュワーと同じようにホームブリュワーキットからビール作りを始めたJohn Stallwood。
1994年にはネイルブリューイングのアイデアが頭の中に浮かんでいたそうです。
6年後の2000年にJohnはBobby Dazzler’sというブリュワリーパブを西オーストラリア州のパースにて立ち上げます。
そして、そのパブにて最初のネイル・エールがドラフトビールとしてタップから注がれることになるのです。
当時クラフトビールのマーケットは2019年現在とは全く違っており、あのビールジョッキを手に持った天使がロゴマークのリトルクリーチャーズが2000年の11月にちょうど開業してる時期。
クラフトビールがまだ今のようにボトルショップに溢れかえっていることはありませんでした。
今回はそんなオーストラリアクラフトビール界では知名度抜群のリトルクリーチャーズと同時期に創業したネイルブリューイング エムブイピーを飲んでみます。
ビール詳細
NAIL BREWING : MVP SESSION ALE(ネイルブリューイング : エムブイピー セッションエール)
シルバー缶にシンプルに描かれたNail(釘)のロゴマーク。
分かりやすいロゴマークですが、デザイン性に関してはイマイチかも。
使用モルト:Cara Pils、Pale
使用ホップ:Galaxy
こちらのビールはAIBA(Australian International Beer Awards)にてベスト・リデュースド・ストレングス・ビア(いわゆるアルコール度数の低いビール)を受賞しています。
産地
2/323 Collier Rd, Bassendean WA 6054
ビール種別
セッションエール
アルコール度数
3.4%
IBU
30
テイスティングノート
香り
プルタブを開けるとピーチや柑橘のフルーティな香りが漂います
グラスに注ぐと柑橘の香りを強く感じます
泡立ち
真っ白で少し粗めの泡がグラスいっぱいに立ち上がりますがほどなくして消えます
色
ヘイジーなオレンジゴールド
テイスト
ビールを一口口に含んでから鼻に抜ける香りはグラスに注いだときと違ってモルトの香りを強く感じます
少し舌を刺激するような炭酸感で、鼻で香りを感じた後にはホップの苦味がジンワリと広がります。
それと同時にカラメルのような甘さも感じ取ることができます。
後味にはホップの苦味が残りますが、ずっと尾を引いた感じではなくスッキリしています。
おわりに
アルコール度数が低いので薄っぺらいピールかと思いきや、しっかりとした味わいを堪能できるビールです。
酔いが回るのもそこそこにリフレッシュしたい、でもフレーバーにも妥協したくないとき飲んでみてください。
絶対満足するはず!
参考ネイルブリューイングのオフィシャルサイト(英語のみ・外部サイトになります)