ビールに欠かせない苦味を提供しているホップ。
そしてビールを醸造する時、同一のホップを使用していてもホップを投入するタイミングでその風味が変わってきます。
ホップは熱を加えると”苦み”が出てしまい”香り”は飛んでしまいます。
逆に熱を加えないと”苦み”は出ずビールに”香り”を与える性質があります。
この熱を加えないで”香りづけ”のために行われる方法としてドライホッピングがあります。
これはほとんど発酵が終わったあとの熟成段階においてホップを直接ビールに投入することでフレッシュなホップの香りづけをする方法。
ゲージロードの全てのビールにはこのドライポッピング製法を採用しています。
ドライホッピングといえば、アメリカではシエラネバダのトルピードというユニークなドライホッピングが有名ですよね。
エンジョイ★ビアーズでもいくつかのビールを紹介しています(こちら)
さて、今回はそんなドライホッピング製法で造られている、ゲージロード シングルフィンです。
こちらのビールは何度かボトルショップで見かけたことがあり、買おうか買うまいか迷ってなかなか手を出せずにいたビールでした。
他の2本のゲージロードのビールが美味しかったのでこちらにも期待が持てます。
ビール詳細
GAGE ROADS BREWING CO. : SINGLE FIN SUMMER ALE(ゲージロードブリューイング : シングルフィン)
ラベルにはビーチでサーフィンをする絵柄が描かれています。
「Single Fin」とはサーフィンのシングルフィンを意味しているのでしょうか。
「Single Fin」は一番右端。
産地
14 Absolon St, Palmyra WA 6157
ビール種別
エール
アルコール度数
4.5%
IBU
25
テイスティングノート
香り
栓を開けるとパッションフルーツのようなフルーティな香り
グラスに注ぐとピーチのような香りも感じ取れます
泡立ち
真っ白でフワフワ、コシのある泡が1cmほど立ち上がります
色
かすかにヘイジーなオレンジゴールド
テイスト
ビールを口に含んでから鼻に抜ける香りはモルトの甘い香り。
きめ細やかな炭酸感で口当たりマイルド、モルトの甘さが口いっぱいに広がります。
苦味はかなり抑えぎみな作りで、後味はキレも良くすっきり爽快。
おわりに
夏の喉が渇いているときに口にするとガンガン飲めるサマーエールです。
2月だというのにまだまだ暑いオーストラリア、これを飲んでリフレッシュ間違いなしですね。
参考ゲージロードブリューイングのオフィシャルサイト(英語のみ・外部サイトになります)
>>>「ゲージロード シングルフィン」以外のサマーエール