IPA、それは現在アメリカのクラフトビール醸造所でもっとも多く醸造されているビールスタイルです。
その名の通りペールエールなのですが、インドにビールを輸出する際に大量のホップを投入してホップの苦味豊かなビールだったことから「インディア・ペール・エール」という名前になります。
クラフトビールが台頭したといっても日本ではまだまだ大手ビール会社のビールが幅を利かせているので「IPA」を知らない人は知らないでしょう。
オーストラリアの場合、イギリスの文化を色濃く受け継いでいるところもあり、ビールは日本のようにラガー一色ではありません。
またホームブリュワー(自家醸造者)もたくさんいますし、様々なスタイルのビールを自分好みで勝手に作っては飲んで楽しんでいるのが現状です。
さて、今回はムーンドッグ サンキャットです。
ムーンドッグのビールたちはどれも個性的で美味しく私は好みです。
特にホップヘッズな私はIPAときたら飲むしかありません 笑
ビール詳細
MOONDOG CRAFT BREWERY : SUN CAT(ムーンドッグ : サンキャット)
ラベルは相変わらずブリュワリー名と製品名のシンプルなもの。
ラベルデザインに労力をかけるより美味いビール作りに手間隙をかけたいということでしょうか。
いや、それにしてもコアレンジを担うビールたちは色分けだけで製品を分けてありデザイン性なしにもほどがある感じ。
使用モルト:Ale、Vienna
使用ホップ:Mosaic、Azacca、Warrior
使用イースト:American
産地
17 Duke St, Abbotsford VIC 3067
ビール種別
アイピーエー
アルコール度数
6.5%
IBU
55
テイスティングノート
香り
栓を開けるとレモンのような爽やかな香りがかすかに立ちこめます
グラスに注ぐとパイン(松)ニードルのような香りを感じます
泡立ち
クリームがかった色でフワフワの泡立ち
色
かなりヘイジーでオレンジがかったゴールドカラー
テイスト
ビールを口に含んでから鼻に抜ける香りはパインニードルの香り
ビール全部が舌の上に着地した瞬間からホップの苦味がブワッと舌全体を駆け巡るかのように広がります。
炭酸感はそれほど強く感じずマイルド、口当たりはソフトです。
後味にはホップの旨味がジンワリと広がります。
おわりに
ホップの旨味、パンチ力抜群のホッピーなIPA。
ホップヘッズにも納得の一本、ホップの旨味をじっくりと味わいながら時間をかけて飲みましょう。
参考ムーンドッグクラフトブリュワリーのオフィシャルサイト(英語のみ・外部サイトになります)