2007年、イギリスのビール業界を取り巻く市場に飽き飽きしたJames Watt(ジェームス ワット)とMartin Dickie(マーティン ディッキー)の二人。
その二人が自分たちのビールを醸造するために立ち上げたブランドがBrewDogです。
2010年、BrewDog最初のバーをスコットランド3番目の都市であるAberdeen(アバディーン)にオープン。
それ以来数々のバーをブラジル、イタリア、スウェーデン、フィンランドなどで次々にオープンしてきました。
さらに、つい先日(2018年5月)オーストラリアのクイーンズランド州、ブリスベンで醸造所とタップルームを設立することが正式にアナウンスされました!
今回はそんなホットなニュースが飛び込んだブリュードッグ パンク アイピーエーを試してみることにします。
ビール詳細
BREWDOG : PUNK IPA(ブリュードッグ : パンク アイピーエー)
このビールの特徴はなんといってもホップの使用量が一般的なIPAの約40倍ということ。
そしてこのビール、イギリスの大手スーパーマケットTESCOのTESCO ドリンクアワード2009にて金賞を受賞。
イギリスの400店鋪で販売されているとのことで、辛口ビール評価サイトRateBerでもオーバーオール97点(2018年5月現在)と高評価を得ていることも頷けます。
ちなみに、パイレーツライフ ブリューイングを設立したJack Cameron(ジャック・キャメロン)とJared “Red” Proudfoot(ジャレッド・”レッド”・プラウドフット)の二人のことは以前書きました。
二人はこのブリュワリーで、Jack Cameron(ジャック・キャメロン)の父であるMichael Cameron(マイケル・キャメロン)はAberdeenの最初のバーで働いていました。
またこのビール、日本に輸入されているものと同じものらしく缶の背面には日本語で商品説明がありました。
缶を横にしないと読めない(しかも下から上に向かって!)縦書きで、ブリュワリー名と製品名が表記されており、その上には盾に犬が遠吠えしているようなロゴマークが描かれています。
使用モルトはExtra Pale、使用ホップはChinook、Ahtanum、Amarillo、Cascade、Simcoe、Nelson Sauvinとなっています。
原産国
イギリス スコットランド
ビール種別
(イングリッシュスタイル)インディアペールエール
アルコール度数
5.6%
IBU
35
テイスティングノート
香り
ホップの爽やかな香りとグレープフルーツの果汁のような香りが立ち込めます
泡立ち
泡立ちもきめ細やかでフワフワです。
色
かすかに濁りが明るめのイエローゴールド。
テイスト
鼻腔に抜ける香りはフルーティでちょっと渋みのある柑橘系の香りとホップの苦さが十分に感じられます。
飲み進めるとIPAらしいしっかりとコクのある苦味が舌の上に広がり、スッと引いていきます。
そして最後にモルトのかすかな甘みを感じることができます。
おわりに
しっかりと苦味があるにも関わらず、それを感じさせないくらいに柑橘系のフルーツを感じさせるIPAです。
苦味が苦手な人でも一度は試してみる価値ありです。
参考ブリュードッグのオフィシャルサイト(英語のみ・外部サイトになります)
