1862年5月13日、トーマス クーパーズは最初のビールを醸造しました。
そしてトーマスの次の世代、さらにその次の世代と何代にも渡ってこの素晴らしい醸造技術を追求し続け、クーパーズビールを飲む人たちから認めてもらうよう努力してきました。
このエールビールはそんな彼らのビールとビールを造る情熱に対して敬意を表し丹念に作りこまれたビールなのです。
これまで飲んできたクーパーズブリュワリーのビールたちと違ってどこか高級感のありそうな佇まいですね。
もちろん味に関してもクーパーズブリュワリーの他のビールたちが美味しかったので期待が持てます。
ビール詳細
COOPERS : THOMAS COOPER’S SELECTION CELEBRATION ALE(クーパーズ : トーマスクーパーズセレクション セレブレーションエール)
ラベルのデザインはこれまでのクーパーズブリュワリーのシリーズと違い、黒と金で統一されトーマスクーパーの肖像画が描かれています。
スタビー形状は他のクーパーズシリーズと似通ったものですが、容量は若干少なめの355ml。
クーパーズのビール製法の特徴である「Secondary Fermentation(二次発酵)」、瓶詰めする際生きたままの酵母を一緒にいれることで瓶の中でさらに発酵させています。
その澱まで一緒にいただくために開栓前に瓶を横倒しにしてコロコロと転がします。
グラスに注ぐとほとんどの澱が一緒にグラスに移りましたが、じっとみているとその澱が沈殿していく様子がはっきりとわかります。
産地
南オーストラリア州 アデレード
ビール種別
エール
アルコール度数
5.2% フルストレングス
IBU
30
テイスティングノート
香り
フルーティでかすかにシトラス系の香りがします
泡立ち
泡立ちは良いですが、時間が経つと少しボワボワになります。
色
濁ったダークコッパー(澱まで一緒に注がなければかなりクリアです)
テイスト
一口口に含むとまずクリスピーな苦味が先に舌の上を駆け巡ります。
かなりモルティーでボディがしっかりしておりリッチな味わいです。
後味にもモルティさとかすかな甘みも残ります。
おわりに
このビールもキンキンに冷やして飲むタイプではなく、ぬるめに冷やしてというよりグラスに注いでゆっくりと味わいたいビールです。
時間が経つごとにその味は変化し味わい深くなります。
また、飲んでいくに従って底に沈んでいる澱の量が増える澱澱(オリオリ)感がたまりません 笑
参考クーパーズブリュワリーオフィシャルサイト(英語のみ・外部サイトになります)