これまでNat Reeves(ナット) & Callum(カラム) Reeves兄弟が造ってきたビールは成功を収めてきました。
その成功の大部分は現在ニューヨークを拠点にしているよくしられたイラストレーターMikey Burton(ミッキー・バートン)のグラフィックデザインによるところも大きいのです。
ミッキーとの接点を作ったのはカラムの奥さんでした。
彼女はコンピューターゲームの開発をしておりGQ、ニューヨークタイムズ、ワシントンポストなどのブログで彼のイラストを常々目にしていました。
常々ミッキーと仕事をしたいと考えていましたがなかなか彼のスタイルにあったゲームを見つけられないでいました。
彼女はナットとカラムがサイダーを作ろうと決めたときに、忙しくて興味を持ってくれないかもしれないけどミッキーと連絡を取ってみてはどうかと提案。
実際ミッキーが快諾してくれたときには本当に興奮が収まらなかったようです。
そういう経緯もあって、カイジュービア!という小さなブリュワリーのデザインは国際的にも知れ渡るようになったのです。
今回はそんなカイジュー! ホップドアウト レッドを買ってみました。
ビール詳細
KAIJU! : HOPPED OUT RED AMERICAN AMBER/RED ALE(カイジュー!: ホップドアウト レッド アメリカンアンバー/レッドエール)
ラベルは一つ目(小さい目が他にも4つある)怪獣(?)。
「RED」の形をしたビルディングを壊そうとしている絵柄でミッキーのセンスの面白さが光ります。
産地
ビクトリア州 ダンデノンサウス
ビール種別
アメリカンアンバーエール
アルコール度数
6.4%
IBU
表記なし
テイスティングノート
香り
トロピカルフルーツ、特にパイナップルのような香りが立ち込めます
泡立ち
泡立ちはブラウンがかったクリーム色の泡立ちです。
色
濁りのあるダークコッパーカラー。
テイスト
一口口に含むとフルーティでカラメルのような香りが鼻に抜けます。
舌触りは微炭酸なのにちょっとスパイシー。
ビールが喉元を過ぎる頃にまた香ばしいカラメルの味わいが顔を出し、後味にホップの苦味と旨味がじんわりと残ります。
おわりに
カイジュービア、これまでに飲んだビールたちがイラストを含め個性的なビールたちでした。
このビールは香りはフルーティ、そしてモルトのしっかりとした味わい、ホップの苦味、旨味とバランス良く楽しめるビールです。
参考カイジュービアのオフィシャルサイト(英語のみ・外部サイトになります)