【ビールの知識】世界中には一体どれだけのビールの種類があるの?

 

世界中で人々が愛して止まないビール。

そんなビール愛好家の1人として夜な夜なビールを飲みながらビールの種類を確認していたのですが、あるわ、あるわ、数え切れないほどのスタイルや種類が。

では「ビールには一体どれだけの種類が存在するの?」と疑問に思い調べてみました。

実はビールは大別すると【上面発酵】【下面発酵】、そして【自然発酵】に分類されます。

これは“醸造方法”による分類ですが、大きな分類別けをするとたった3種類しかないんです。

たったの3種類、ではどのような醸造方法なのか、その代表的なビールはなんなのか確認してみましょう。

【上面発酵】

いわゆるエールと呼ばれるビール。

大麦麦芽を使用し、酵母を常温(15〜20℃前後)で短期間(3日間くらい)で発酵させます。

そして複雑な香りと深いコク、フルーティな味を生み出したビールのスタイルのことを指します。

発酵の際、酵母が盛んに炭酸ガスを発生し、最終的に酵母が上面に浮かび層を作るために上面発酵と呼ばれます。

一般的に上面発酵の方が醸造は容易とされ、19世紀以降にラガーが爆発的に普及するまではビールといえばエールを意味していました。

一概にエールといっても、ペールエール、ブラウンエール、スタウト、ポーター、アンバーエール、インディアペールエールなどエールに属するスタイルはたくさんあります。

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【下面発酵】

こちらはラガーと呼ばれるビール。

原料に麦芽を使用し、低音(10℃以下)で熟成させながら比較的長時間の発酵を行います。

酵母が最終的に下層に沈み込むために下面発酵と呼ばれます。

19世紀以降、冷却機などの設備が発明されるとともに瞬く間に世界中に普及し、それまで主流だったエールを凌ぎビールの主流になりました。

ピルスナーもよく耳にする種類ですが、ラガーと同様に下面発酵のビールです。

日本でよく飲まれているビールはこちらの下面発酵のビールが多いのではないでしょうか。

【自然発酵】

自然発酵でできるビールはランビックと呼ばれるベルギービールの一種があります。

ベルギーのある特定の地域のみで野生酵母とバクテリアによる自然発酵で醸造される特色のあるビールです。

しかし、ほとんど出回っていません。

そのためあまり意識しなくても大丈夫ではないでしょうか。

おわりに

このブログを始めるまで何気に飲んでいたビールですが、調べてみると醸造方法はたった3種類なのに世界には様々なスタイルのビールが存在することがわかりました。

知れば知るほどビールの奥は深く、もっと色々なスタイルのビールを飲みたくなったのはいうまでもありません 笑

ビールのことを知って、もっと楽しく、もっと美味しく!

 

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