今回もゴールド・コーストでのホリデーで見つけた一本、ホーカーズ ウエストコースト アイピーエーです。
2014年にMazen Hajjar氏によって設立されたホーカーズ 。
ですが、同ブリュワリーのルーツはイスラエルとヒズボラで紛争が起こっていた2006年7月に遡ります。
設立者であるMazen氏はその年中東で最初のクラフトビールの醸造を始めました。
Mazen氏はその地を去るまでそのブリュワリーからオーストラリアを含む26の国々へとクラフトビールを輸出していたのです。
Mazen氏はオーストラリアのビールマーケットをオーストラリアの外部からみることにより、アメリカのマーケットより15年遅れており自分にもチャンスがあると確信していました。
2015年2月、オーストラリアのビールマーケットがどこに向かっているのかわかっており、ホーカーズのクラフトビールをオーストラリアのディストリビューターとともに売り始める事になるのです。
2017年にラインナップに加わったホーカーズのビールは以前に飲みました。
さて、このビールはどんな味わいなのか。
ビール詳細
HAWKERS : WEST COAST IPA(ホーカーズ : ウエストコースト アイピーエー)
「Hawkers=行商人」が表すようにリヤカーにビールを乗せて売りあるくおじさんがロゴマークになっています。
ラベルのカラーもシンプルにターコイズグリーンとイエローの2色でブリュワリー名と製品名だけ。
産地
167 Henty St, Reservoir VIC 3073
ビール種別
アイピーエー
アルコール度数
7.2%
IBU
75
テイスティングノート
香り
プルタブをプシュッと開けるとパッションフルーツのタネを噛み砕いたようなフルーティな香り
グラスに注ぐとパインの香りが立ちこめます
泡立ち
かすかにブラウンがかった色合いの泡が1cmほどふんわりと泡立ちます
色
ヘイジーなオレンジゴールド
テイスト
ビールを一口口に含みフーッと鼻から息を抜くとパインの香りが心地よく抜けます。
鼻から息を抜いた後舌の真ん中にビールを置いたようにして味わうとホップの苦味がジンワリと口中に広がります。
キメの細やかな炭酸感で口当たりまろやか、飲み口はスムーズです。
後味でもその苦味の余韻が残ります。
おわりに
フルーティでホップの旨味たっぷりな味わいのIPAです。
いつもこんな味わいのビールを飲んでいたい、そういう気分にさせられます。
アルコール度数も7.2%と若干高めなので空きっ腹でガブガブ飲むというより、食事の後にゆっくりと味わって飲みたいですね。
参考ホーカーズのオフィシャルサイト(英語のみ・外部サイトになります)