ラガーは長いあいだ「Dirty Word(汚い言葉)」として捉えられていました。
クラフトビールを好む人たちのあいだでは「ラガーは面白みがなく、パッとせず、風味も味気もない」といわれ続けていました。
Ballistic Beerではそれいじょうは賛成することはできませんでした。
ラガーを嫌う人たちが間違っていることを証明するためにラガービールを作りたかったそうです。
今回はそんないわれが製品名となっているバリスティック ダーティワードを買ってみました。
大手ビール会社が製造しているのは未だラガー系のビールが大半を占め、クラフトビールを飲み慣れてくるともう大手ビール会社のビールには戻れません。
このバリステック ダーティワードラガーはそれを覆すような味わいなのでしょうか。
ビール詳細
BALLISTIC BEER CO. : DIRTY WORD LAGER(バリスティックビア : ダーティワード ラガー)
ラベルはシンプルに会社名の「BALLISTIC」と製品名の「DIRTY WORD LAGER」
真ん中に落下しているケグの爆弾?のロゴが描かれているだけです。
「BALLISTIC=弾道」などいう意味合いがあるのでその絵柄なのでしょうか。
産地
クイーンズランド州 ブリスベン ソースベリー
ビール種別
ラガー
アルコール度数
5.0%
IBU
30
テイスティングノート
香り
エール系のビールのようなフルーティな香りとモルトの香りが立ち込めます
泡立ち
泡立ちもよくフワフワです。
色
透き通ったイエローゴールドカラー
テイスト
鼻腔に抜ける香りはモルト香りそのもの。
炭酸感をほとんど感じず何かハーブ系の味わいをも感じます。
モルトの甘みも強く感じるので日本のラガータイプのビールに比べるとコクのあるラガーです。
ただ、キレがあるとは言い難くその味わいが舌に残ります。
おわりに
濃厚ラガーです。
炭酸感がほとんどないので飲みやすいのですが、日本人が思うキレのあるビールをイメージして飲むとちょっと期待はずれかも。
でも時間をかけてその味の濃いラガーを楽しみたい人にはオススメです。
参考バリスティックのオフィシャルサイト(英語のみ・外部サイトになります)