今回はバリスティック フォロー ユア パッション パッションフルーツ ブリュット IPAです。
「BRUT」という言葉、当ブログでも数本だけ紹介したビールの名前についていましたが、これまでよく調べてこなかったのでここでちょっと深く掘り下げてみます。
ビールの発酵において発酵酵素であるamyloglucosidase(アミログルコシダーゼ)が使われるようになって久しいとのことです。
で、サンフランシスコにあるSocial Kitchen & BreweryのマスターブリュワーであるKim Sturdavant氏が数年この酵素を使ってきました。
Kim氏は従来のIPAを造る際の一次発酵後にamyloglucosidase(アミログルコシダーゼ)を使い、糖分を分解させ甘みを取り除いたIPAを造ってきたそうです。
その出来上がりは従来のIPAに比べるとIPAらしい華やかな香りや濁りはそのままに、それでいて糖度が低いのでドライ(辛口)な味わいのIPAに仕上がったとのこと。
このIPAを造ったKim氏、このビールの名前を当初「シャンパーニュIPA」と名付けようと思っていました。
しかしワインをよく知る友人に相談したところ、シャンパンの甘辛度による分類の「Brut」をとって「BRUT IPA」に落ち着いたとのこと。
うーん、上手いことオシャレに名付けたなぁ。
ビール詳細
BALLISTIC BEER CO. : FOLLOW YOUR PASSION PASSIONFRUIT BRUT IPA(バリスティックビア : フォロー ユア パッション パッションフルーツ ブリュット IPA)
海外の大学で卒業式の時に着るガウンを着た青年がバリステックビアの缶ビールを持ち、分厚い何冊もの本の上に座っている絵が描かれています。
使用モルト:Pils、Munich
使用ホップ:Mosaic、Galaxy
使用イースト:US/05
ブリュワリー所在地
クイーンズランド州 ブリスベン ソースベリー
ビール種別
ブリュット インディア ペール エール
アルコール度数
5.9%
IBU
25
テイスティングノート
香り
まず缶のプルタブを開けるとパッションフルーツ、ピーチ、柑橘の香りが漂います
そしてビールをグラスに注ぐとそのフルーティな香りは消えてどこか酸味を感じさせる香りがします。
さらにビールを口に含んで鼻腔に抜け渡る香りはパッションフルーツの香りはもちろん、そしてホップの青々しい香りを感じます。
泡立ち
キメの細やかな真っ白な泡が1cmほど立ち上がります。
色
クリアーなイエローゴールド
テイスト
ビールを口に含んでから最初の味わいはホップの旨味が凝縮されたIPAを飲んでいるかのよう。
でもビールが喉元をすぎる頃からその辛口さが顔を出してきます。
飲み口はIPAそのものですが、後味はかなりスッキリしておりキレがありますねー。
おわりに
コレはかなりスッキリした飲み口でキレっキレ、IPAの味わいでアサヒスーパードライ?いや、ビール風味の辛口ドライなシャンパンを飲んでいるかのような味わい(笑)
シャンパン好きでビールをあまり飲まない人にもウケるかなー
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