温暖な気候のイメージがあるオーストラリアで、極寒のイメージがあるロシアのスタウトを作る!
今回はフェラル ブリューイング ボリスです。
オーストラリアは結構温暖な気候。
ビールを飲むなら、喉の渇きを潤してリフレッシュするビールが好まれます。
そんな気候の中で味の濃いスタウトを飲む、一体どんな味わいなのか。
ビール詳細
FERAL BREWING CO. : BORIS RUSSIAN IMPERIAL STOUT(フェラル ブリューイング : ボリス ロシアン インペリアル スタウト)
ビールグラスを片手に握りしめたオーバーオールをきたおっさん(ロシア人?)がロゴのラベル。
今までエンジョイ★ビアーズで紹介してきたキツネやイノシシのような動物のロゴとは全く似ても似つかぬラベルですね。
ブリュワリー所在地
西オーストラリア州 バスカーヴィル
ビール種別
スタウト
アルコール度数
9.1%
IBU
30
テイスティングノート
香り
ボトルの栓を開けるとダークチョコのような香りがかすかに漂います。
グラスに注ぐと栓を開けたときのチョコの香りとエスプレッソコーヒーのような香りも感じます。
そしてビールを口に含むとそれまでの香りに加えてローストされたモルトの香りが強く鼻腔に抜け渡ります。
泡立ち
ブラウンがかった色のあわがほんの少しだけ立ち上がりすぐに消えてなくなります。
色
光を当てても透過しないくらいな真っ黒
テイスト
まず一口目の印象は甘い!です。
そしてその甘さの後に苦さがジワジワと広がります。この苦さはホップの苦味とローストされたモルトの苦味が混じったモノ。
後味にはその苦味がジンワリと残り、甘味も感じます。
アルコール度数の高さゆえにある程度のアルコール臭を予想していましたが、驚くほど抑えられています。
カーボネーションは低めで舌触りはかなり滑らか、そしてビール自体がトロッとした感じでかなりヘビーです。
おわりに
オーストラリアのような温かいイメージのある国でも美味いスタウトがあるぞ!っと証拠を突きつけたようなスタウトでした。
料理とかに合わせるのではなく、ビールに向き合いながらジックリと味わいたい、そんな一本です。
もうすぐオーストラリアの短い冬が終わろうとしているこの時期、このスタウトに出会えたことに乾杯!!
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