チャック・ハーン博士が設立したモルト・ショベルの「ジェームズ・スクワイア」シリーズに続きまたもや歴史上の人物の名前が付いているビールの登場です。
今回はジョンボストン ザ ガードハウス ゴールデンエールです。
日本では歴史上の人物の名前がビール名などに使われているのはみたことないですね。
では、「ジョン・ボストン」とはどんな人物だったのか。
1700年代にイギリス・バーミンガムで生まれたジョン・ボストンは若くして忠実な共和党党員になり、そのことが元でイギリスを去る決心をします。
1793年、ジョンは自分は醸造を熟知した外科医であり薬剤師でもあると植民地局へ売り込みます。
1794年5月、彼の妻と3人の子供を連れHMS Surprize船に乗りこみオーストラリアへ向けて出航します。
1794年10月、ボストン一家はシドニーに到着し、ジョンはブロークン・ベイにて塩漬けされた魚の貿易を始めます。
1795年、塩の供給が不足したため、ジョンはベネロング・ポイントで海水から塩を得る技術を提供することになります。
1796年、ベネロング・ポイントでジョンはオーストラリア最初のビールを醸造しました。
とのこと。
波乱万丈に生きた「ジェームズ・スクワイア」と比べると結構優等生みたいですね 笑
ビール詳細
JOHN BOSTON THE GUARD HOUSE GOLDEN ALE(ジョンボストン ザ ガードハウス ゴールデンエール)
ラベルはガードハウスの絵柄が描かれたデザイン。
いたってシンプル、そこまで凝ったデザイン性のあるラベルではありません。
産地
ニューサウスウェールズ州 サリーヒルズ
ビール種別
ゴールデンエール
アルコール度数
4.2%
IBU
18.5
テイスティングノート
香り
カラメルのような甘い香りとかすかにハチミツのような香りを感じます
泡立ち
クリーミーでキメの細やかな泡立ちですがほどなくして消えます
色
透き通ったオレンジアンバーカラー
テイスト
ビールを口に含んでもグラスに注いだ時と同じように甘いカラメルのような香りが鼻腔にフワッと広がります。
キメの細やかなバブル感でスムーズに飲め、ホップの苦味もほんのりとではありますが感じます。
後味はその甘さがカラメルからハチミツに変わったような味わいになります。
おわりに
ホップヘッズになりつつわたしにはちょっと甘ったるい気がするビールです。
この甘ったるい香りもドライホッピングによってついたホップの香りなのでしょうか。
こういった香りのビールは喉の渇きを癒したい夏よりじっくり味わって飲みたい冬に飲んだ方が味わいを楽しめそうな気がするのですが・・・
参考ジョンボストンのオフィシャルサイト(英語のみ・外部サイトになります)
>>>「ジョンボストンゴールデンエール」以外のゴールデンエール