何かを作ろうとして意図せずにやってしまったことが結果的に良かったってことは多々あるかと思います。
今回はそんな誤ってやってしまったことが幸いしたビール、ブラックホップス ビターファン ホッピー ペールエールです。
遡ること2015年、ブラックホップス ブリュワリーではオリジナルのペールエールを醸造しようと思っていたそうです。
が、うっかりと誤って2回ホッピングを行ってしまったとのこと。
ですが、これがどうしたことか美味い!
そういうことでリリースされたのがビターファン。
オリジナルのビターファンは2015年に一度だけリリースされていますが、今回私が手に入れることができたビターファンは2019年にリメークされたバージョン。
ビール詳細
BLACK HOPS BREWERY : BITTER FUN HOPPY PALE ALE(ブラックホップス : ビターファン ホッピー ペールエール)
ブラックホップスではお馴染みのブラックの缶にグリーンのハチマキステッカー。
ブリュワリー所在地
クイーンズランド州 バーリーヘッズ
ビール種別
ペールエール
アルコール度数
5.7%
IBU
60
テイスティングノート
香り
まず缶のプルタブを開けるとグレープフルーツやパッションフルーツのようなフルーティな香りが漂います。
そしてビールをグラスに注ぐとそのフルーティな香りに加え、かすかにピーチのような香りも感じます。
さらにビールを口に含んで鼻腔に抜け渡る香りは缶を開けてグラスに注いだ時と違い、草原のような草っぽい香り。
泡立ち
真っ白でキメの細やかなフワフワの泡が約1cmほど立ち上がります。
色
クリアーなゴールドカラー
テイスト
鼻腔でその草っぽい風味を感じたら、すぐに口中にホップの爽やかな苦味がジワーッと広がります。
モルトのがっしりとしたボディが感じられないので飲み口は軽やかで、全体的にホッピー感が突出しています。
後味にもその苦味がずっと続き、ダブルホッピングされた証が感じられます。
カーボネーションはミディアムで泡立ちから想像できるようにかなり口当たりなめらかなバブル缶です。
おわりに
ホップヘッズには堪らないホップのパンチがきいた仕上がりのペールエール。
IPAと比べると軽やかなんだけど、ホップの旨味や草っぽい風味がグッと前面に押し出された感じの味わいなのでホップヘッズなら飲んでおくべき一本です。
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