ホップは世界中どこでも栽培されていますが、とりわけ今日有名なホップ品種が誕生したのは北ヨーロッパ。
しかし、現在のクラフトビール業界で新世界ホップと呼ばれるアメリカ、ニュージーランド、オーストラリアのホップがビール愛好家の中でトレンドとなっています。
そこで今回と次回はブラックホップス ブリュワリーからリリースされているホップ違いの兄弟みたいな2本をご紹介。
まずは最初一本目、ノースコーストIPA。
ノースコーストには北半球、アメリカのホップを使用しています。
ビール詳細
BLACK HOPS BREWERY : NORTH COAST IPA(ブラックホップス ブリュワリー : ノースコースト IPA)
ネタバレになりますが、サウスコーストと共に。
コアレンジの一般的なブラック缶ではなく、海岸にヤシの木、サーフボードなどが描かれている
ラベルデザイン。缶の上部にはアメリカ国旗も描かれていますね。
写真ではなかなかわかりにくいのでラベル全体はInstagramの動画をご覧ください。
ブリュワリー所在地
クイーンズランド州 バーリーヘッズ
ビール種別
(アメリカン)IPA
アルコール度数
6.8%、2.0スタンダードドリンクス
IBU
表記なし
テイスティングノート
香り
まず缶のプルタブを開けると柑橘の爽やかな香り、パイナップルのようなトロピカルな香り、ほのかにピーチのような甘い香り
そしてビールをグラスに注ぐとフルーティな香りは微かで、松脂やホップの青々しい香り。
さらにビールを口に含んで鼻腔に抜け渡る香りは松脂の香りが強く、それに加えトフィーのような甘い香りも感じます。
泡立ち
微かにブラウンがかった色合いでフワフワの泡が2cmくらい立ち上がります。
色
濁りのないダークコッパーカラー
テイスト
まず何よりもホップのジューシーな旨味が口中に染み渡ります。苦味も十分、それでいてモルトの甘味もあるので凄くバランスが良い。
飲んでいてスパイシーさも感じ、後味にはそのホップの苦味がジンワリと残ります。
ミディアムボディで炭酸感はちょっと高め、微かに舌を刺すような刺激も感じます。
おわりに
香りはフルーティでトリピカル、そして松脂や樹脂の風味があり、これぞ王道のIPAと思わせてくれるような味わいのビール。
いや、これがサウスコーストIPAになったらどんな味わいなのか楽しみ。
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