今回はキャピタルブリューイングの第3弾、イーヴルアイ レッド インディアペールエール。
オーストラリアでクラフトビールを飲んでそのビールを作ったブリュワリーのウェブサイトを見たり調べたりしているとよく気づくことがあります。
それはどのブリュワリーも自分たちがいる地域社会に根付いており、その地域社会を支援し貢献しようとしていることです。
キャピタルブリューイングも例外なくそんなブリュワリーの一つ。
2017年9月のブリュワリーとタップルームのオープン以来、彼らは癌のリサーチ機関、里親制度の機関、そして女性のための避難機関など110以上もの組織をサポートしてきました。
キャピタルブリューイングは同ブリュワリーのビールに出会えるところはどこでもチャリティーとGrassroots Organisations(グラスルーツ)に年間7万ドルを投資するそうです。
また、このビールのインスピレーションはジョージ湖のほとりにあった”悪魔の目”が描かれた木の切り株からヒントを得て作ったビールだそうです。
ビール詳細
CAPITAL BREWING CO. : EVIL EYE RED IPA(キャピタルブリューイング : イーヴルアイ レッド インディアペールエール)
ラベルは製品名のEVIL EYE RED IPAの真ん中に木の切り株のようで切り口が赤目になっている絵柄が描かれています。
そしてラベルカラーはブラウンとなります。
使用ホップ:Pacifica、Southern Cross、Topaz、Simcoe
産地
building 3/1 Dairy Rd, Fyshwick ACT 2609
ビール種別
インディアペールエール
アルコール度数
6.0%
IBU
60
テイスティングノート
香り
プルタブを開けるとトロピカルフルーツのような香りが漂います
グラスに注ぐとそのフルーティな香りに加え柑橘のような香りとカラメルのような甘い香りも感じます
泡立ち
少しブラウンがかった色でクリーミーな泡が2cmほど立ち上がります
色
ヘイジーなアンバーカラー
テイスト
最初の一口を口に含んでから鼻に抜ける香りはかすかなパインニードルの香り。それに混じって感じるのはカラメルモルトの甘い香りもかすかに。
クリーミーな泡立ちからわかるような滑らかな舌触りの炭酸感。
香りと舌触りを感じた後に口の中に広がるのはそのカラメルモルトの甘さで、その甘さに遅れてホップの苦味がじんわりと広がりコクのある味わいです。
後味にはそのホップの苦味が心地よく残ります。
おわりに
アンバーエールとIPAの味わいが合わさった複雑な味わいのビールです。
尖った苦味のIPAを好む人だったらこのビールはちょっと甘すぎて期待はずれかも。
でも、私は嫌いではありません。
参考キャピタルブリューイングのオフィシャルサイト(英語のみ・外部サイトになります)