1909年2月21日、それは私の住むクイーンズランド州で最初に記録されたサーフ・ライフ・セーバーが救助を行った日でした。
4人の若い男女グループがグリーンマウントで遊泳していた際、リップ(波の裂け目)にさらわれたのです。
それを見ていたサーフ・ライフ・セーバーは古いラインとベルトを使い彼らを岸に戻して救助したのです。
今日では赤と黄色の帽子をかぶったヒーロー達が人命を救うのは当然のように思っていますが、彼らの歴史もここから始まっているんですね。
今回はそんなサーフ・ライフ・セーバに乾杯するビール、ニューステッド ナインティーン ゼロナイン コースタルエールです。
ビール詳細
NEWSTEAD BREWING CO. : NINETEEN 09 COASTAL ALE(ニューステッド : ナインティーン ゼロナイン コースタルエール)
3人のサーフ・ライフ・セーバーが古いラインを持って溺れかけている人を救助している絵が描かれているラベル。
現在とはちょっと違ったランニングシャツを着たサーフ・ライフ・セーバー、歴史を感じさせる絵です。
また、缶の背面部には「By purchasing this beer, you’re supporting Queensland volunteer surf life saving patrols(このビールを買うことで、クイーンズランド州のサーフ・ライフ・セービングのパトロールをサポートしています)」と表記されています。
ブリュワリー所在地
ブリスベン ニューステッド
ビール種別
アメリカンペールエール
アルコール度数
4.2%
IBU
35
テイスティングノート
香り
まず缶のプルタブを開けるとシトラスのフルーティな香りが漂います。
そしてビールをグラスに注ぐとパッションフルーツ、グレープフルーツのようなフルーティな香り。
さらにビールを口に含んで鼻腔に抜け渡る香りはパッションフルーツの香りとかすかにパインニードルのような香りを感じます。
泡立ち
真っ白でキメの細やかな泡が5mmほど立ち上がりますがすぐに消えて無くなります。
色
濁りのないクリアーなゴールドカラー
テイスト
まず軽やかでかすかなパインニードルの風味を持ったホップの苦味が口中にゆっくりと広がります。
そしてその苦味がジンワリと引いていき、そのまま後味に残らずキレがあります。
カーボネーションはちょっと高めですが、口の中でシュワっと感じる泡立ちは滑らかです。
おわりに
軽やかな飲み口で暑くなったらガブ飲み必至。このビールをビーチ沿いのパブで飲んだら最高ですね。
でも、パブでビールを飲んだあとそのまま海で泳ぐのは絶対やめておきましょう。
サーフ・ライフ・セービングのお世話になるハメになります。
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