シングルホップのIPAもしくはNEIPAはこれまでにいくつか飲んでエンジョイ★ビアーズでもご紹介してきました。
今回は過去に一本しか紹介したことのないエニグマホップのみを使用したビール、スリーレイヴェンス エニグマ ジューシーです。
ビール醸造では通常いくつかのホップを使用してビタリングや香りづけを行なっているのがほとんどではないでしょうか。
しかし、シングルホップビールはブレンドしていないコーヒーと一緒で、ホップの特徴がその味わいに如実に現れるビール。
ホップの良いところも悪いところもその味わいに現れるので、良いところを最大限に生かすモルトとのマッチングやビタリング、香りづけがブリュワーによるところでしょう。
ビール詳細
3 RAVENS : ENIGMA JUICY(スリーレイヴェンス : エニグマ ジューシー)
以前に飲んだジューシーNEIPAと似たラベルデザイン。
購入する際つい店員さんにジューシーNEIPAと似てるけど違いますよね?って聞いてしまいました。
ブリュワリー所在地
ビクトリア州 ソーンベリー
ビール種別
ニューイングランドIPA
アルコール度数
6.0%
IBU
表記なし
テイスティングノート
香り
缶のプルタブを開けるとなんだかゴムのような匂いを感じたのですが・・・
グラスに注ぐとちょっと酸味を感じさせるレモンのような香りを強く感じます。
そしてビールを一口口に含むとレモン、マンダリンなど柑橘の爽やかな香りが鼻腔に抜けていきます。
泡立ち
真っ白でフワフワの泡が1cmほど立ち上がります。
色
濁りのあるイエローゴールド
テイスト
柑橘系の香りが鼻から抜けた後に広がる味わいはホップの旨味そのもので味わいは本当にジューシー。
ですが、青々しさがあってちょっとホップのエグ味?雑味?が残っている気がするのですが。
後味にもその苦味がジンワリと残ります。
カーボネーションはミディアムで口当たり的には飲みやすいビールです。
おわりに
シングルホップのビールだと使用されているホップの風味が如実に現れるので、造り手としては腕の見せどころ。
ジューシーに仕上げられておりNEIPAとしては◎、だけどちょっとホップのエグ味が気になりました。
まあ、これがエニグマホップだと言われれば仕方ないですがね。
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