今回はアカシャブリューイング モザイク IPAです。
シングルホップで醸造したビールはこれまでに何本か飲んできましたが、モザイクホップのみを使用したIPAはパイレーツライフのビールだけだった記憶があります。
アメリカ産の品種であるモザイク(Mosaic)ホップ。
このホップの特徴は「柑橘系やトロピカルフルーツ、その他に様々なアロマとフレーバーが混ざり合っている」ことで、名前の由来はそのバランスのとれた芸術的な組み合わせからモザイクと呼ばれいるそうです。
エンジョイ★ビアーズでは単一のホップを使ったビールを過去にいくつか飲んでレビューしてきました。
もちろんどのビールもかなり良い仕上がりでガッカリさせられたビールはありませんでした。
単一のホップを使用する場合、そのホップの特徴が香り、味わいともに如実に現れるのでブリュワーの手腕が問われる醸造が難しいビールだと思います。
さて、今回のMosaicホップを使用したビールはどんな味わいなのか楽しみです。
ビール詳細
AKASHA BREWING COMPANY : MOSAIC IPA(アカシャブリューイング : モザイク インディアペールエール)
特に絵柄などは描かれていない、ブリュワリー名と製品名だけのラベル。
もう少しヒネリというかデザイン性のあるラベルだと目立って良いと思うのは私だけでしょうか。
産地
ニューサウスウェールズ州 ファイブドック
ビール種別
(シングルホップ)インディアペールエール
アルコール度数
7.2%
IBU
60
テイスティングノート
香り
缶のプルタブをあけるとMosaicホップの特徴である柑橘系の香りを強く感じます。
グラスに注ぐとその柑橘系の香りとともにフローラルの香りも少し感じます。
泡立ち
真っ白で少しキメの荒い泡がフンワリとグラスのふちまで立ち上がりますが、時間が経てば消えてなくなります。
色
少し濁りのあるオレンジアンバーカラー
テイスト
まず一口ビールを口に含むとMosaicホップの特徴的な香りであるタンジェリンのようなフルーティな香りを感じます。
そして香りを感じた後にはその複雑に絡み合ったようなホップの旨味が口中に広がります。
後味は苦味が大部分を占めますがかすかに甘味も感じます。
カーボネーションはミディアムですが、少し舌を刺すような刺激のある炭酸感。
おわりに
コレまたMosaicホップの旨味を存分に味わえる一本です。
ただ、パイレーツライフ モザイクの方がよりとんがった苦味だったように思います。
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