フルーティな香りと円やかな苦味「バリスティック シムコ シングルホップ IPA」ホップの旨味を堪能できるIPA

以前飲んだビールのなかに”Mosaic”ホップのみを使ったビールがありました。

バリスティックビアには”Enigma”ホップのみを使ったビールがあります。

それぞれに特徴を持ったビールで美味しかったのを覚えています。

 

そして今回はそのバリスティックビアより”Simcoe”ホップのみを使ったビール、バリスティックビア シムコ シングルホップ インディアペールエールです。

 

ちょっと、小難しい話をすると、アメリカ原産の品種であるSimcoeホップは苦味の元となるアルファ酸の値が高いのが特徴。

そのアルファ酸のタイプでもフムロン(Humulone)とコフムロン(Co-Humulone)というタイプがあります。

フムロンはビールに心地良い苦味をもたらしてくれますが、コフムロンはビールに不快な苦味をもたらし泡持ちも悪くするのです。

Simcoeホップはアルファ酸の中でも不快な苦味の元となるコフムロンという成分値は低いそうです。

またパッションフルーツやパインニードル、大地のアロマをもつホップでもあります。

 

早い話が、フルーティなアロマを持って心地良い苦味のあるビールということですね。

ビール詳細

BALLISTIC BEER CO. : SIMCOE SINGLE HOP IPA(バリスティックビア : シムコ シングルホップ インディアペールエール)

ラベルのデザインが進化しています 笑

これまでに飲んできたバリスティックビアのビールたちのラベルは「ケグ爆弾」でした。

しかし、このSimcoe Single Hop IPAのラベルは「ホップ爆弾」が落下している絵柄です。

使用モルト:Pils、Cara-Hell

使用ホップ:Simcoe

使用イースト:US-05

産地

53-55 McCarthy Rd, Salisbury QLD 4107

ビール種別

(シングルホップ)インディアペールエール

アルコール度数

6.4%

IBU

60

テイスティングノート

香り

栓を開けるとピーチやパッションフルーツのようなフルーティな香りが立ちこめます

グラスに注ぐとパインニードルの香りを強く感じます

泡立ち

真っ白できめの細やかな泡が1cmほど立ち上がります

かすかに濁った淡いオレンジゴールド

テイスト

一口ビールを口に含んでから鼻から抜ける香りはホップの爽やかな香りで、ビールを飲み干した後に感じる香りはパインニードルのような香りを再度確認できます。

泡立ちから分かるように口当たりソフトなきめの細やかなバブル感。

香りと炭酸感を感じた後にホップの旨味がジワッと口の中に広がります。

ただIPAのホップの苦味は強く感じますが、強烈でトゲのある苦味ではなく角のない円やかな苦味。

後味にもその苦味がジンワリと残り余韻を楽しむことができます。

おわりに

Simcoeホップの特徴であるパッションフルーツやパイン(松)の香り、そしてその旨味を存分に楽しめるIPAです。

シングルポップのビールはMocaicとEnigmaを飲んだけどバラバラで飲んでいるのでSimcoeも交えて今度は同時に飲み比べをしてみたいですね。

参考バリスティックビアのオフィシャルサイト(英語のみ・外部サイトになります)

>>>「バリスティック シムコ シングルホップ IPA」以外のインディアペールエール

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