突然ですが、オーストラリアの祝日に「ANZAC Day」という日があります。
毎年4月25日、第一次世界のガリポリの戦いで戦ったオーストラリア・ニュージーランド軍の兵隊さんと、当時国家のために尽力した人々のために追悼を行います。
毎年この時期になるとたくさんのブリュワリーがこの日にちなんだビールを作るそうです。
今回はそんなANZAC Dayにちなんで作られたビール、モーニントン ペニンシュラ ブリュワリー ザ ラーリキンです。
ビール詳細
MORNINGTON PENINSULA BREWERY : THE LARRIKIN(モーニントン ペニンシュラ ブリュワリー : ラーリキン)
ラベルは兵隊さんたちがコイントスで何かを決めようとしているかのようなデザイン画が描かれています。
そしてその絵柄の向かって右下には薔薇の絵と向かって左下にはモーニントン ペニンシュラ ブリュワリーのロゴマークが描かれています。
ブリュワリー所在地
ビクトリア州 モーニントン
ビール種別
アンバーエール
アルコール度数
5.9%
IBU
表記なし
テイスティングノート
香り
缶のプルタブを開けると甘いモルトの香りがかすかに漂います。
グラスに注ぐとビスケットモルトの香りを感じます。
ビールを口に含むと甘く、トフィーを感じさせるような香りが鼻腔に抜けます。
泡立ち
ベージュがかったフワフワの泡が5mmくらい立ち上がります。
色
かすかに濁りのあるライトアンバーカラー
テイスト
まず口中に広がるのはモルトの甘味、それもトフィーがかったような甘さでシロップをも感じさせます。
そして、その甘味と入れ替わるように苦味がジンワリと広がります。
後味でココナッツの風味がフッと現れてきます。
カーボネーションはミディアム、このビールも口当たりソフトですが飲み口は結構ヘビーです。
おわりに
何かのイベントに際してビールを醸造するのはわかるのですが、戦没者記念日のようなANZAC Dayにちなんでビールを作るなんて・・・。
厳かさは全くなく、オーストラリアならではと言ってもいいのではないでしょうか。
チアーズ、マイッ!
>>>「モーニントン ペニンシュラ ブリュワリー ラーリキン」に似たビール