クイーンズランド州、ブリスベンのお洒落なサバーブ、Teneriffeというところにあるグリーンビーコン ブリューイング。
2013年1月、Marc ChirismasとAdrian Slaughterの二人がブリュワリーを始めたのですが、現在ではブリスベン近辺のクラフトブリュワリー界隈ではすでに重鎮ともいえる同ブリュワリーですね。
2017年始めにはスペックの高い大規模な設備を完成させ、コアラインナップであるBolt pale ale、Wayfarer USA、Windjammer IPAの生産をそれまでの3倍にまで増産。
この設備投資により、現在ではグリーンビーコン ブリュワリーのビールたちをどの州でも見かけることができるようになりました。
また、同年にはこの成功の他に、シンガポール航空がパートナーとして選んだオーストラリアの3つのブリュワリーの一つとなったとのこと。
このパートナー提携により、シンガポール航空のビジネスクラス利用者はブリスベン−シンガポール間のフライトでWayfarer USAを飲むことができるようになったそうです。
これらの成功の裏には2016年のCraft Beer Awardsでチャンピオンミディアムブリュワリーに、Australian International Beer Awardsでチャンピオンスモールブリュワリーに選ばれたことがきっかけでもあったとのこと。
そして、これらアワードの受賞や同ブリュワリーの台頭が世界規模のビール会社からの投資の的になっていると噂を集めることになっている最中、2019年8月にはその噂は現実のものとなりアサヒグループから買収されてしまったのです。。。
そんなことはさて置き、早速グリーン ビーコン ブリューイングのラベルを360°全方位からくるくると眺めてみましょう!
WINDJAMMER INDIA PALE ALE
最初に飲んでレビューをした時と最近の缶とでは少しデザインが異なっていますが、帆船が描かれているラベル。
[ビールスタイル]:IPA
[ABV]:6.0%
[IBU]:60
REDS DEAD RED IPA
ナイフを加えたガイコツ船長が船を操縦しているラベル。
[ビールスタイル]:IPA
[ABV]:6.8%
[IBU]:50
PORTSIDE PENNY STOUT
宝箱が描かれているラベル。
[ビールスタイル]:スタウト
[ABV]:6.1%
[IBU]:30
HALEN STREET HAZE DDH HAZY IPA
グリーンからライトブルーへのグラデーションが美しく、そこに同ブリュワリーのある地図が描かれているラベル。
[ビールスタイル]:IPA
[ABV]:6.2%
[IBU]:表記なし
7 BELLS PASSION FRUIT SOUR
ビール名の通りベルが描かれているラベル。
[ビールスタイル]:エール
[ABV]:4.2%
[IBU]:15
THE WHALER -BLOOD ORANGE IPA-
小さな手漕ぎ船に乗った船員が白鯨を眺めているラベル。
[ビールスタイル]:IPA
[ABV]:6.5%
[IBU]:50
UPPERCUT DDH IIPA
ボクサーが描かれているラベル。
[ビールスタイル]:インペリアルIPA
[ABV]:8.0%
[IBU]:表記なし
GOLDEN HOUR
日暮どきの太陽と海が描かれているラベル。
[ビールスタイル]:サワーエール
[ABV]:5.5%
[IBU]:表記なし
おわりに
いかがでしたか?
「海」に関することがラベルデザインに採用されており、どれも楽しませてくれますよね。
もちろんビールの味にも妥協なく、ラベルだけでジャケ買いしてもハズレのないビールたちばかり。
アサヒグループという大手傘下に入ることでその販売網を利用し、ブリスベンのみならずオーストラリア中で購入できるようになったのかもしれません。
オーストラリアにお住まいの方、ぜひ一度手に取って試してみられてはいかがでしょうか。
他のブリュワリーのビアラベルを眺めてみたい方はこちらからどうぞ